同じプロンプトで画像を作らせたら個性が全然違った【AIらぼのガチ検証】

※この記事の情報は2026年4月2日に検証した結果に基づいているよ。AIモデルは日々アップデートされるため、同じプロンプトでも異なる結果が出る場合がある点は注意してね。

SERIES
AIらぼのガチ検証

同じ条件・同じプロンプトで複数のAIを比較し、「スペック表じゃわからない本当の実力差」をAIらぼがガチで検証していくシリーズ。今回は画像生成AI対決。

今回のお題
画像生成 ― 「nanobanana 2」vs「ChatGPT(GPT-4o)」3つのお題で比較
vol.02|2026年4月2日実施
AIらぼ
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同じプロンプトでも、AIによって全然違う画像が出てくるんです。今回は画像生成AIのガチ検証!nanobanana 2とChatGPT(GPT-4o)に3つのお題を出して、出てきた画像を徹底比較したよ。

「nanobanana 2とChatGPTで画像を作るなら、どっちがいい?」

この問いも、スペック表を見ていても答えは出ない。カタログ上の性能と実際に生成される画像の「個性」は別物だから。

先に3つの発見だけ言っておくと、①日本語テキスト描画ではnanobanana 2が圧倒的に強かった②同じプロンプトでも解釈の方向性がはっきり違う③日本語プロンプトはどちらも高精度で理解できる。この3点が今回の検証で見えてきたことだよ。

目次

テスト条件

公平性を保つため、プロンプトは完全に同一のものを使っている。設定もどちらもデフォルトのまま。

項目nanobanana 2ChatGPT
モデルnanobanana 2(Google Imagen系)GPT-4o(無料版デフォルト)
設定デフォルトデフォルト
プロンプト言語日本語日本語
追加指示なし「テキストで説明せず、画像だけを出力」

お題は「テック系ブログ画像」「魔法使い猫の水彩イラスト」「カフェメニューボード」の3種類。用途の幅を広げるため、実用系・クリエイティブ系・日本語テキスト入りの3パターンを選んだ。

実際にプロンプトを入力した画面がこちら。

お題1: テック系ブログ画像

まず最初は、ブログのヒーロー画像として使えそうなテック系画像を生成させてみた。

テック系ブログのヒーロー画像。ホログラフィックスクリーンで複数のAIアシスタントと作業している人物。モダンでミニマルなオフィス、青と白の柔らかいライティング。16:9のアスペクト比

▼ nanobanana 2の出力

nanobanana 2出力:テック系ブログ画像

▼ ChatGPTの出力

ChatGPT出力:テック系ブログ画像

nanobanana 2 出力の特徴

女性がホログラフィックスクリーンを操作する場面。暗めのオフィス背景に「AI PROJECT DASHBOARD」「ARIA (Code Assistant)」といったUIテキストが細かく描かれていた。写真リアル系で青いライティング。ホログラフィックUIのディテールが非常に細かく、実際のビジネスシーンに近い印象。

ChatGPT 出力の特徴

男性が複数モニターの前で作業。ホログラフィックなAIアシスタント(人型3体+ロボット1体)が浮かんでいる。同じく写真リアル系だが、AIアシスタントを「人型ホログラム」として解釈した点が大きく違う。派手でSF映画的なビジュアル。

同じプロンプトでここまで解釈が分かれた。nanobanana 2は「ビジネスダッシュボード」的な実用的な画像、ChatGPTは「SF映画のワンシーン」のようなドラマチックな画像。プロンプト忠実度はどちらも高かったが、「AIアシスタントとの作業」をどう視覚化するかが真逆だった。

お題2: 魔法使い猫の水彩イラスト

次はクリエイティブ系のお題。水彩画風のイラスト生成を試してみた。

小さな魔法使いの帽子をかぶった猫の水彩イラスト。居心地の良い本屋で、浮かぶ本と温かいキャンドルの光に囲まれている。柔らかく温かみのある水彩画風

▼ nanobanana 2の出力

nanobanana 2出力:魔法使い猫の水彩イラスト

▼ ChatGPTの出力

ChatGPT出力:魔法使い猫の水彩イラスト

nanobanana 2 出力の特徴

茶トラ猫が机の上に座り、魔法使い帽子をかぶっている。本屋の広い空間が描かれ、浮かぶ本が多数配置された引きの構図。水彩の滲みやぼかし表現が自然で、「ARCANA LIBRIS」という本のテキストまで入っていた。横長の構図で空間全体の雰囲気を重視した仕上がり。

ChatGPT 出力の特徴

キジトラ猫のアップ。紫の魔法使い帽子(月と星の飾り)をかぶった猫が正面を向いている縦長の構図。水彩画風だが、ディテールが緻密で絵本的な仕上がり。毛並みの一本一本まで丁寧に描写されており、猫のキャラクター性と表情が際立っていた。

nanobanana 2は「本屋全体の雰囲気・空間表現」を重視し、ChatGPTは「猫というキャラクターのディテール」を重視した。水彩画風の再現度はどちらも高かったが、「引き構図で世界観を出すか、アップで被写体を引き立てるか」という解釈の方向性がはっきり分かれた結果だった。

お題3: カフェメニューボード(日本語テキスト入り)

3つ目は日本語テキスト描画の精度を試すお題。これが今回の検証で最も差が出たお題だった。

おしゃれな日本のカフェのメニューボードデザイン。「本日のおすすめ」と筆文字で書かれている。手描きのコーヒーカップのイラストに囲まれ、温かみのあるブラウンの色調

▼ nanobanana 2の出力

nanobanana 2出力:カフェメニューボード

▼ ChatGPTの出力

ChatGPT出力:カフェメニューボード

nanobanana 2 出力の特徴

木製看板に「本日のおすすめ」の文字が入り、背景にカフェ内の客席が見える写真リアル系の仕上がり。驚いたのがメニュー項目まで自動生成されていた点。「シングルオリジンコーヒー ¥500」「季節のフルーツタルト ¥500」「抹茶ラテ ¥500」「自家製スコーン ¥350」と、小さなテキストまで正確な日本語で描画されていた。手描きコーヒーカップのイラストも含まれていた。

ChatGPT 出力の特徴

ベージュ地にイラスト風のメニューボード。「本日のおすすめ」が大きく中央上部に配置され、筆文字風の表現は正確だった。コーヒーカップ・クロワッサン・ケーキのイラストが周囲を飾る、手描き感のあるデザインに仕上がっていた。ただしメニュー項目の欄は空欄の罫線のみで、それ以上の日本語テキストは生成されなかった。

このお題では、日本語テキスト描画の精度に明確な差が出た。nanobanana 2はメニュー名・価格・説明文まで自然な日本語で描画。ChatGPTは「本日のおすすめ」という大きな文字は正確だったが、細かいテキストの生成はそこで止まった。

6軸で比べた結果

3つのお題を通じて、6つの軸で評価した結果をまとめると以下の通り。

比較軸nanobanana 2ChatGPT判定
プロンプト忠実度◎ 要素を正確に反映◎ 要素を正確に反映(やや派手め解釈)引き分け
画質・ディテール◎ UIテキストまで描写◎ 毛並み・光の表現が細やか引き分け
構図・アート性○ 実用的・落ち着いた構図◎ ドラマチック・インパクト重視ChatGPT
日本語テキスト描画◎ 小さい文字まで正確○ 大きい文字のみ正確nanobanana 2
生成速度◎ 約10〜15秒○ 約20〜30秒nanobanana 2
料金無料(ブラウザ版)無料(GPT-4o)引き分け

総合はnanobanana 2 2勝、ChatGPT 1勝、引き分け3。ただしこれは「どちらが優れているか」ではなく「どう違うか」を示す結果。ChatGPTのドラマチックな表現は、用途によってはかなり大きな強みになる。

検証で分かった3つのこと

1. 日本語テキスト描画はnanobanana 2が圧倒的に強い

カフェメニューのお題で明確な差が出た

nanobanana 2はメニュー項目の小さい文字(「シングルオリジンコーヒー ¥500」「自家製スコーン ¥350」等)まで自然な日本語で描画した。ChatGPTは「本日のおすすめ」という大きいタイトル文字は正確だったが、それ以上の細かい日本語テキストは生成しなかった。日本語テキスト入りの画像を作りたい場合、この差は実用上かなり大きい。

画像内に日本語を正確に入れたいシーン——ブログのサムネイル、SNS告知画像、商品紹介カード——ではnanobanana 2を選ぶ根拠が明確にある。英語テキスト描画の比較については今回の検証範囲外だが、日本語の精度差は今回の3お題を通じて一貫して確認できた。

2. 同じプロンプトでも解釈の方向性がはっきり違う

写実的・実用的 vs ドラマチック・アート的

nanobanana 2はプロンプトを「実際に使える素材」として解釈する傾向。テック画像はビジネスダッシュボード風、猫の水彩は空間全体を描写した引き構図になった。ChatGPTはプロンプトを「印象的なビジュアル」として解釈する傾向。テック画像はSF映画的ホログラム、猫の水彩はキャラクターのアップで仕上げた。どちらが「正解」ではなく、目的に応じてどちらの「解釈」が欲しいかで選ぶことになる。

ブログのアイキャッチやビジネス資料に使う素材が欲しいならnanobanana 2、SNS投稿のインパクト画像やアートプリント向けならChatGPTという使い分けが検証結果から見えてくる。

3. 日本語プロンプトの理解度はどちらも高い

英語プロンプトにこだわる必要はない

3つのお題はすべて日本語で指示した。どちらのAIも「ホログラフィックスクリーン」「居心地の良い本屋」「筆文字」といった日本語の表現を正しく解釈し、主要要素をすべて画像に反映していた。以前の世代の画像生成AIでは「英語プロンプトの方が精度が高い」と言われていたが、nanobanana 2とGPT-4oに関してはその心配は不要だと確認できた。

まとめ: 使い分けのおすすめ

AIらぼ
AIらぼ
同じプロンプトでこんなに個性が出るとは思わなかったな。結局「どっちが優れているか」じゃなくて「何を作りたいか」で使い分けるのが正解だよ。

今回の3つのお題を通じて見えてきた使い分けをまとめると以下の通り。

  • ブログ画像・ビジネス素材を作りたいnanobanana 2(実用的な構図、テキストも正確に入る)
  • SNS投稿・アート表現に使いたいChatGPT(インパクト重視、キャラクター性が強い)
  • 日本語テキスト入りの画像が必要現時点ではnanobanana 2が最有力(小さい文字まで正確に描画)
  • 水彩・イラスト風のキャラクター画像ChatGPT(被写体のディテールと表情が際立つ)

料金はどちらも無料枠で検証しており、コスト差はない。どちらかに統一するより、作りたい画像のタイプによって使い分けるのが現時点では最も合理的な選択だと思う。

画像生成AIをさらに深く比較したい場合は「ChatGPT vs Claude どっちがいい?目的別に選び方を解説」や「nanobanana 2料金プラン比較|無料・AI Pro・Ultraの違い」も参考にしてみてね。

最終確認日: 2026年4月3日

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